生物学への入門を小学4年生で:ゾウの時間ネズミの時間

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こんにちは、チルチルです。

チルチル
チルチル

小学4年生~で理解できる
内容かと思います。
哺乳類の環境適応力や、
体重と心臓拍動数からの観点から、
文学的な内容まで含んでいます。

しばらく前に話題になった本で、
当時に読んでとても面白かった記憶があります。
改めて、子ども向けの内容の本もあるということで
ご紹介したいと思います。

その生き物の寿命って、ネズミはゾウよりも短いですよね。
心臓の打つ速度も、ネズミはゾウよりも速いですよね。

体重が増えるにつれて、ゆっくり大きく心臓をうちます。

実は哺乳類では、
ほとんどの哺乳類は15億回の心臓の鼓動で寿命を迎えます。

チルチル
チルチル

共通して15億回で死ぬんですか!?
驚きです!


※ヒトは、本来の能力では40歳くらいで15億回を迎えますが、
 医学の発達により延命しているのだそうです。

著者である、東京工業大学名誉教授の
本川達雄先生は問いかけます。


 ネズミの一生は数年。ゾウはその何十倍も長く生きる。
 ネズミはすぐ死んでしまって、かわいそう?
 われわれの時計を使えばそうかもしれない。
 でも、もしそれぞれの動物の心臓が

 1回うつ時間を基準にすればゾウもネズミも、
 まったく同じだけ、生きて死ぬことになる。
 (中略)
 短くても、長くても、一生を生き抜いた感想は、
 あんがい同じかもしれない。
 ネズミは早く死んでかわいそうなんてことは、
 ないんじゃないかな。

 ネズミにはネズミの時間。ネコにはネコの時間。
 イヌにはイヌの時間。ゾウにはゾウの時間。
 動物たちには、それぞれ違った自分の時間がある。
 それぞれ動物は、それぞれの時間の中で生きている。
 (出典:絵とき ゾウの時間とネズミの時間)

と。

生物学としての共通事項の事実を知るとともに、
自分が見えている世界を他のものに勝手にあてはめても
相手のものはそうは考えていない可能性がある、
ということを先生から伝えられます。

是非、お子さんと一緒に読んでみてください。

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大人向けとしては、新書のこちらとなります。

夏休みの読書としても丁度いいと思います^^

以上、ご覧いただき
ありがとうございました!

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